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- 2024.11.20
インタビュー
スポーツを通して、社会貢献活動を目指されている法人、リーフラス株式会社 西東京支店長 安齋大蔵さんにインタビューさせていただきました。
リーフラスさんは、子どもたちの「ココロに体力を。」という理念を掲げ、スポーツスクールを全国に展開されています。
らな:本日はよろしくお願いいたします。
安齋さん:こちらこそよろしくお願いいたします。
らな:TO MY HEROの研修を受けてみての感想や、印象的だったことを教えてください。
安齋さん:私たちが行っている実技に特化した研修やマナー研修とは、またテイストが全然違うじゃないですか。なので、そのあたりは私たちも求めていたところではありました。
うちでは、人との関わりに焦点を当てる研修ってなかなかないので、私としてはすごくいいなって 思ったのが、最初の印象です。やっぱりやってみてて、みんなの表情見ててもそうですし、イメージしてたものともまたいい意味で違ってたんで、その辺りは良かった。
らな:ありがとうございます。ゆすけ(弊社代表:菊地)から、最初の研修時は、人のせいにしちゃったりとか、他責だったみたいなところが課題だったということは聞いたのですが。
安齋さん:そうですね。それぞれ種目が違ってたり(※1)とか、環境が違っている中でも、お互いのいいところを見えるようになったりとか、 みんなでやろうっていうのが、ここ最近は強くなってきてる印象は持てました。なので、(TO MY HEROの)研修がきっかけの一つになってるかなと思いましたね。
※1 複数のスポーツを扱うスクールの会社なので、1つの支店にも複数の種目があります。支店の中にも小さなチームがあるので、それぞれが自走している中でも、更に全体で同じ方向を向くというのにパワーがかかるようです。
らな:私たちに再度ご依頼いただいたきっかけが安齋さんだったというのを聞いたのですが、もう1回受けてみたいって思ってくださった動機をお伺いしていいですか?
安齋さん:前回、1回目やってみてのやっぱり印象が良くて、1番最初が、「お互いのいいところを見つけよう」っていう内容だったんですけど、それぞれの知らない良さを、改めてわかりましたし、お互いもわかるようになって、すごくやる意味を感じました。みんなからもいい意見が出ましたし、あの雰囲気とか表情を見てて、もう1回やりたいなって思いました。
らな:そうですよね。認め合える体験って貴重ですよね。
安齋さん:なかなか、こう、褒められるっていう機会がないと思いますし、自分から褒めるっていう機会も、(子どもに対してはあっても)メンバーの人たちに対しては、 あんまりないんだろうなって。やっぱりみんな照れくさそうにしてますし、でも、それがすごくいいなって思っています。
らな:安齋さんご自身は、メンバーの方々に対して、褒めるみたいなことは意識的にされてたりはするんですか?
安齋さん:そうですね、(褒めることというよりも)「ああしろ」「こうしろ」は言わないようには、意図的にしています。
子どもたちの指導も同じで、自分から考えてやることのメリットの方が大きいんで、それはやっぱり大人になっても同じこと言えるなっていうのがあると思うんです。その辺りは大事にしてます。
なので、何かしろとか、叱責するよりかは、なんかいい部分を褒めたりとかは直接も言いたいですし、間接的にも取り組んでいます。
直接っていうよりかは、関わるリーダーの方とか周りの人とかから、ちょっとしたことでも褒めてもらえると、多分嬉しいだろうと思って。それによって、モチベーションも上がるだろうなって思っています。
他にも、直接の方がいいなっていう時は直接みんなの前で褒めたり、逆に個別に褒めたり、 タイプによって変わるとも思うので…。それが、はまっているかはわかんないですけどね。
らな:でも、やってみながら、この人はこういう時が嬉しそうだなとかを、見ている感じですか?
安齋さん:そうですね。あんな風に言われてよかったっていうのも、また人づてに聞いたりもするんです。
らな:先ほど、子どもたちもメンバーも自分から動けた方が良いみたいなことおっしゃってたと思うんですけど、逆に、「あれしなさい」というような指示を全て出す文化だった場合、どうなってしまうと思いますか?
安齋さん:あんまり楽しくはないかな〜って思いますね。一時的には、統率を測れていいかもしれないですけど、なんか後々歪みが出たりして、結局面白くないんじゃないいかなとは思っちゃいます。
らな:そうですよね。今、最初はうまくいくかもっておっしゃいましたけど、確かに、相手が自分で思ったように動けるみたいな余白を残すのって、結構リスクな部分もある気がするんですよね。いくらでも時間があるわけじゃないじゃないですか。だから、結構大変だったりしませんか。
安齋さん:はい。だから、そのためにリーダー、我々がいると思ってて。より一層仕組みをこう考えなきゃいけなと思っています。強みを活かしたりとか、上手くいかないっていう人に対してのサポートは、誰をつけたらベストかとか。
組織に属している以上は結果も求められるので、 これしなさいって言わなきゃいけない時もあります。その中でも、(楽しくなるようにとか、強みが活かせるような)バランスだったりとかを考える仕事だと思っています。
らな:ちょうど私も、(ダンススクールの)発表会時期に差し掛かってきているんですね。本番にはいい作品を持っていきたいけど、本当に個性的な子が多いので、その個性をどう活かしていくかというのは、日々考えています。安齋さんの話を聞いて、この状況と似ているのかなと、今思い出しました。
安齋さん:そうですね。保護者の方も完璧を求めてなかったりするじゃないですか。
例えば、運動会とかで全然走れない子がいても、それでもいいじゃないですか。全然走れなくても、一生懸命やっている。そこの振り幅が多ければ多いほど、めちゃくちゃ感動するじゃないですか。多分、完璧に仕上げようとかっていうのは多分我々のこだわりだと思うんですよね。我々も勝たせてあげたいと思っちゃいます。もちろん優勝したら嬉しいですけど、その過程の、嬉しかったりとか、悔しかったりとか、友達と関わっていくことが1番大切だと思うんで、 いい意味で勝利至上主義ではない、うちの環境はやっぱりいいのかなっては思いますね。
らな:なんか、今のお話しの中に、安齋さんのお人柄みたいなのが見えてきて、私すごい嬉しいなって思っちゃいました。
らな:メンバーさんと接する上で大切にされてることは、他にはありますか?
安齋さん:なんですかね……
らな:難しいですよね、いきなりこういう質問されると。笑
安齋さん:今期のテーマが「誰かのために」なんですけど、それを大事にしたいなって思います。なんて言うんですかね、人のために動く方が「よしやろう」って無理に気合い入れなくて良いというか。
らな:それって、 1人で頑張っちゃうんではなく助け合える環境を作ることで、やっぱ人間って調子悪い時あるけど、みんなでやれば乗り越えれるよねみたいな価値観もあったりするんですか?
安齋さん:それは大事ですね。そのためにグループを組んでると思います。
らな:指導者(教育者)というお仕事をされている、きっかけはなんですか?
安齋さん:もともとはうち(会社)に魅力を感じて、仕事内容っていうよりも、働いてる社員の人たちが すごく生き生きとしてて楽しそうだなと思ったのですが、
今思うと、私たちって学校の先生でもないけど、子どもたちに寄り添えるちょうどいい立場で、この関係性もまた魅力だったのかなとか。
らな:先生でもない、親でもない、このちょうど中間の立場っていう人たちは、子どもたちにとってどういう存在になれるって思っていますか?
安齋さん:ここの環境で出会ったお友達とか私とか含めた、そのチームがもう1つの居場所になるっていうのがいいなと思っています。例えば、学校でなんかあったら、ここで相談に乗ってあげられたりとか。本音を言ってくれたりとか。
らな:今、自分のスクールのことを思い浮かべたんですけど、そういう視点で見てみると、 1つまた子どもたちとの接し方変わりそうだなって思いました。
安齋さん:家や学校でなにかあってそれでも来てくれたりするケースもあるんですけど、もしかしたら相当勇気持ってきてくれるかもしれないから、来てくれるだけでも、すごくありがたいことなんだなって思います。
リーフラス株式会社安齋さん、ありがとうございました!